新しいゲーム機は発売台数が注目されますが、利益はハード原価、ソフト装着率、デジタル比率、オンライン収入で変わります。
供給不足なら短期の人気は強く見えても販売機会を失い、過剰在庫なら値下げリスクが生じます。販売台数と棚卸資産を同時に確認します。
事実と次の確認項目
| 項目 | 会社予想・確認点 | 注意点 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2兆500億円予想 | 前期比では減収予想 |
| 営業利益 | 3,700億円予想 | ハード原価と広告費 |
| 純利益 | 3,100億円予想 | 為替差損益の影響 |
| 配当 | 年間162円予想 | 業績連動で変動 |
| 需給 | 取得不可 | 決算後にVWAP確認 |
本体台数よりソフト装着率と粗利益を見る
ハード発売期は本体売上が大きくても、初期の製造原価や販促費で利益率が低くなることがあります。本体1台当たりのソフト本数とデジタル売上が重要です。
海外売上比率が高いため円高は円換算売上の下押し要因です。一方、海外で発生する費用もあるため、単純な売上換算だけで影響を断定しません。
株価が上がりやすくなる条件
材料が業績と需給の両方へつながる状態を確認します。
- 新ハードの生産・出荷が計画どおり進む
- 本体購入者のソフト装着率が高い
- デジタル販売とオンライン収入が伸びる
- 大型自社タイトルの発売計画が維持される
- 棚卸資産が販売ペースに対して過大にならない
買わない理由と下落条件
強気材料に迎合せず、反対材料を先に点検します。
- 発売初期の人気が通期業績へ織り込み済み
- 供給制約で販売機会を失う
- ハード原価と販促費で粗利益率が低下する
- ソフト装着率が想定を下回る
- 円高で海外売上の円換算額が減る
- 大型タイトルの発売延期が発生する
- 決算後に初値とVWAPを割る
8月6日1Qで確認する順序
板、歩み値、信用残、類似局面統計は取得不可です。予定株数も未指定のため最大損失は算出しません。
| 確認対象 | 見る項目 | 扱い |
|---|---|---|
| ハード | 販売・生産台数 | 供給と需要を分ける |
| ソフト | 装着率と主要タイトル | 利益の持続性を確認 |
| 採算 | 粗利益率・営業利益率 | 低下ならC |
| 在庫 | 棚卸資産 | 急増なら慎重 |
| 需給 | 初値・VWAP・出来高 | 維持でA候補 |
上昇・横ばい・下落の3シナリオ
| 見方 | 想定 | 確認すること |
|---|---|---|
| 上昇 | 本体普及とソフト採算が両立 | 装着率と営業利益率 |
| 横ばい | 販売好調でも初期費用が重い | 粗利益と在庫 |
| 下落 | 供給・ソフト・為替が悪化 | 計画修正とVWAP |
根拠から分かること
発売人気ではなく、本体からソフト・オンライン収入へつながるかを見ます。
1Qで採算を確認するまでは【B:監視継続】です。
次の決算で確認すること
- 新ハード販売・生産台数
- ソフト装着率とデジタル比率
- 粗利益率と販促費
- 棚卸資産、為替、決算後需給
あわせて確認する記事
同じ判断を別の角度から確認するため、以下の記事もあわせて読むと、金利、物価、税金、制度の見落としを減らしやすくなります。
参考情報
5件- 配当金 (新しいタブで開く) 任天堂
- 適時開示情報閲覧サービス (新しいタブで開く) 東京証券取引所