金利上昇は銀行利益へ追い風になり得ますが、預金金利、債券評価、貸出需要、信用コストを差し引く必要があります。
SMFGはカード・決済など個人金融も大きいため、取扱高だけでなく手数料率、販促費、延滞率を確認します。
事実と次の確認項目
| 確認項目 | 事実・状態 | 読み方 |
|---|---|---|
| 決算予定 | 7月31日 | 公式IR |
| 連結粗利益 | 4兆8,447億円 | 2026年3月期 |
| 連結業務純益 | 2兆3,309億円 | 2026年3月期 |
| 主要財務 | 貸出・預金・CET1 | 四半期で確認 |
| 需給 | 取得不可 | 決算後確認 |
利ざやとカード・信用コストを同時に見る
貸出金利が上がっても預金コストや貸出需要の鈍化で効果が減ります。預貸金残高と利ざやを並べます。
カード取扱高の増加は収益機会ですが、ポイント費用、貸倒、販促費が増えれば利益率は伸びません。
株価が上がりやすくなる条件
材料が売上・利益・キャッシュフローへ届く状態を確認します。
- 国内預貸利ざやと貸出残高が改善する
- 預金コストが想定範囲に収まる
- カード・決済収益が費用増を上回る
- 与信費用と延滞率が安定する
- CET1比率を維持しながら還元を続ける
買わない理由と下落条件
強気材料より先に反対材料を点検します。
- 利上げ効果が株価へ織り込まれている
- 預金獲得競争でコストが増える
- 倒産増加で与信費用が膨らむ
- カードのポイント・販促・貸倒費用が増える
- 債券評価損や海外損失が発生する
- 資本規制で還元余地が縮む
- 決算後にVWAPを割る
次の決算・開示で確認する順序
予定株数と許容損失が未指定のため最大損失は算出不可です。リアルタイム価格、板、歩み値、VWAPを取得できない段階では固定価格のエントリー条件を示しません。
| 対象 | 確認項目 | 扱い |
|---|---|---|
| 金利 | 預貸利ざや・残高 | 預金コストも確認 |
| カード | 取扱高・利益 | 費用を差し引く |
| 信用 | 与信費用・延滞 | 悪化ならC |
| 資本 | CET1・還元 | 余力を見る |
| 需給 | 初値・VWAP・出来高 | 維持でA候補 |
上昇・横ばい・下落の3シナリオ
| 見方 | 想定 | 確認すること |
|---|---|---|
| 上昇 | 利ざやとカード利益が改善 | 業務純益・与信費用 |
| 横ばい | 増収を費用が相殺 | 預金・販促費 |
| 下落 | 信用コストが急増 | 計画修正 |
根拠から分かること
金利上昇だけでなく、カード費用と信用コストを差し引きます。
1Q前の判定は【B】です。
次の決算で確認すること
- 国内預貸利ざや
- カード・決済利益
- 与信費用・延滞率
- CET1、還元、決算後需給
あわせて確認する記事
同じ判断を別の角度から確認するため、以下の記事もあわせて読むと、金利、物価、税金、制度の見落としを減らしやすくなります。
参考情報
4件- IRカレンダー (新しいタブで開く) 三井住友フィナンシャルグループ
- 業績・財務ハイライト (新しいタブで開く) 三井住友フィナンシャルグループ
- 適時開示情報閲覧サービス (新しいタブで開く) 東京証券取引所