個人向け国債2026年版:変動10年vs固定5年、今買うべきはどっち?

金利上昇局面での個人向け国債の選び方。変動10年・固定5年・固定3年の特徴比較と最適な購入タイミングを解説。

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個人向け国債とは

個人向け国債は、日本政府が発行する債券を個人投資家向けに小口化した金融商品です。元本保証があり、最低1万円から購入できるため、安全資産の中核として多くの投資家に利用されています。

個人向け国債の特徴

項目 内容
発行体 日本政府
元本保証 あり(満期まで保有の場合)
最低購入額 1万円
購入単位 1万円単位
利払い 年2回(半年ごと)
中途換金 発行後1年経過で可能
購入上限 なし

なぜ個人向け国債なのか

  • 元本保証:日本政府が保証するため、実質的にリスクフリー
  • 最低金利保証:金利0.05%が最低保証される
  • 中途換金可能:1年経過後はいつでも換金可能
  • ペナルティが軽い:中途換金しても直前2回分の利子相当額のみ
  • 手数料無料:購入・換金に手数料がかからない

3種類の個人向け国債

個人向け国債には3つの種類があります。それぞれの特徴を理解しましょう。

比較表

項目 変動10年 固定5年 固定3年
満期 10年 5年 3年
金利タイプ 変動金利 固定金利 固定金利
金利見直し 半年ごと なし なし
金利計算 基準金利×0.66 基準金利-0.05% 基準金利-0.03%
中途換金 1年後から可能 1年後から可能 1年後から可能

変動10年の特徴

  • 半年ごとに金利が見直される
  • 金利上昇局面では金利も上昇
  • 金利下落リスクもあるが、最低0.05%は保証
  • 長期で資金を固定できる人向け

固定5年・固定3年の特徴

  • 購入時の金利が満期まで続く
  • 金利上昇しても恩恵を受けられない
  • 金利下落時も当初金利が維持される
  • 将来の収入を確定したい人向け

2026年最新金利

2026年1月募集の個人向け国債の金利を確認しましょう。

2026年1月募集金利

種類 適用金利 参考:1年前
変動10年 0.72%(税引前) 0.50%
固定5年 0.65%(税引前) 0.40%
固定3年 0.50%(税引前) 0.25%

金利推移の背景

日銀の金融政策正常化に伴い、個人向け国債の金利は上昇傾向にあります。

  • 2024年:マイナス金利解除、金利上昇開始
  • 2025年:追加利上げ、変動10年が0.5%超え
  • 2026年:緩やかな利上げ継続、0.7%水準に

今後も金利上昇が続くと予想される場合は「変動10年」、金利がピークに近いと考えるなら「固定5年」が有利になります。

変動10年vs固定5年

最も人気の2種類を詳しく比較します。

金利シナリオ別シミュレーション

100万円を5年間運用した場合の受取利息(税引前)を比較します。

シナリオ 変動10年 固定5年
金利横ばい(0.7%継続) 約35,000円 約32,500円
金利上昇(年+0.2%) 約50,000円 約32,500円
金利低下(年-0.1%) 約25,000円 約32,500円
金利急低下(0.2%に) 約15,000円 約32,500円

変動10年を選ぶべき人

  • 今後も金利上昇が続くと予想
  • 長期で資金を運用できる
  • 金利変動リスクを許容できる
  • インフレ対策として考えている

固定5年を選ぶべき人

  • 現在の金利水準に満足
  • 将来の収入を確定させたい
  • 金利低下リスクを避けたい
  • 5年後に資金が必要になる予定

2026年の推奨

日銀の利上げが継続する見通しの中、現時点では変動10年が有利と考えられます。

  • 金利上昇の恩恵を受けられる
  • 最低0.05%の保証がある
  • 1年経過後はいつでも換金可能

購入方法と手順

個人向け国債の購入方法を解説します。

購入できる場所

  • 銀行:メガバンク、地方銀行、ネット銀行
  • 証券会社:対面証券、ネット証券
  • 郵便局:ゆうちょ銀行

おすすめの購入先

金融機関 特徴 キャンペーン
SBI証券 ネットで完結、他商品との一元管理 キャッシュバックあり
楽天証券 ポイント還元 時期により変動
マネックス証券 - キャッシュバックあり
ゆうちょ銀行 全国の郵便局で購入可 なし

購入スケジュール

  1. 毎月募集:原則毎月募集期間あり
  2. 募集期間:約2週間
  3. 発行日:毎月15日頃
  4. 利払い日:年2回(発行月と6ヶ月後)

購入手順(ネット証券の場合)

  1. 証券口座にログイン
  2. 「国内債券」→「個人向け国債」を選択
  3. 希望の種類(変動10年等)を選択
  4. 購入金額を入力(1万円単位)
  5. 申込内容を確認して確定
  6. 発行日に口座へ反映

資産運用戦略での活用

個人向け国債をポートフォリオにどう組み込むかを解説します。

ポートフォリオでの位置づけ

役割 説明
安全資産 株式下落時のクッション役
生活防衛資金 緊急時に換金可能な資産
金利収入源 預金より高い利息を得る
資産配分調整 リスク資産の割合を調整

年代別推奨配分

年代 国債比率 理由
20-30代 10-20% 長期投資でリスクを取れる
40-50代 20-40% リスクを徐々に低減
60代以上 40-60% 元本保全を重視

他の安全資産との比較

商品 金利 元本保証 流動性
個人向け国債(変動10年) 0.72% △(1年後)
普通預金 0.1%程度
定期預金(1年) 0.3-0.5%
MMF 0.1-0.2%

ラダー戦略

複数の満期を組み合わせて金利変動リスクを分散する方法です。

  1. 毎月少額ずつ購入
  2. 変動10年と固定5年を組み合わせ
  3. 満期が分散されることで換金タイミングを柔軟に

個人向け国債は、ポートフォリオの「守り」を担う重要な資産です。株式や投資信託などリスク資産と組み合わせて、バランスの取れた資産運用を心がけましょう。金利上昇局面の今は、変動10年を中心に積み立てていくのが一つの戦略です。


投資判断は必ずご自身の調査と判断に基づいて行ってください。

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免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や投資助言を行うものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。外国為替証拠金取引(FX)および暗号資産取引は元本割れのリスクがあります。