MSTR株でビットコインに間接投資:メリット・リスク・買い方解説
MicroStrategy(MSTR)株を通じたビットコイン間接投資の完全ガイド。メリット・デメリット、日本からの購入方法を解説。
⚠️ 重要な投資リスク警告
この記事で紹介している暗号資産(仮想通貨)は、価格変動が極めて激しく、投資元本の全額を失う可能性があります。過去の価格上昇は将来の利益を保証するものではありません。
- • 暗号資産投資は元本割れのリスクがあります
- • 本記事は投資助言ではなく、情報提供のみを目的としています
- • 投資判断は必ずご自身の責任で行ってください
- • 生活資金や借入金での投資は絶対にお控えください
MicroStrategyとは
MicroStrategy(ティッカー:MSTR)は、1989年設立の米国ソフトウェア企業です。元々はビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアを提供する企業でしたが、2020年8月以降、ビットコインを財務戦略の中核に据え、世界最大の企業ビットコイン保有者となりました。
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | MicroStrategy Incorporated |
| ティッカー | MSTR(NASDAQ上場) |
| 設立 | 1989年 |
| 本社 | バージニア州タイソンズコーナー |
| 創業者/会長 | マイケル・セイラー |
| 本業 | BIソフトウェア開発・販売 |
マイケル・セイラーのビジョン
共同創業者のマイケル・セイラー氏は、ビットコインを「デジタルゴールド」「最も優れた価値保存手段」と位置づけ、積極的な購入戦略を推進しています。
- 「ビットコインは100年保有する資産」
- 「法定通貨は年々価値が希薄化する」
- 「企業の余剰現金はビットコインで保有すべき」
ビットコイン保有状況
MicroStrategyは、2020年以降継続的にビットコインを購入し、世界最大の企業保有者となっています。
保有状況(2026年1月時点)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 保有BTC数量 | 約190,000 BTC |
| 平均取得単価 | 約31,000ドル/BTC |
| 取得総額 | 約59億ドル |
| 時価総額 | 約190億ドル(BTC価格10万ドル時) |
| 含み益 | 約130億ドル |
購入タイムライン
| 時期 | 累計保有量 | 主な資金調達方法 |
|---|---|---|
| 2020年8月 | 21,454 BTC | 自己資金 |
| 2021年 | 124,391 BTC | 転換社債・株式発行 |
| 2022年 | 132,500 BTC | 継続購入 |
| 2023年 | 152,333 BTC | 株式売却プログラム |
| 2024-2025年 | 190,000+ BTC | 大型調達・継続購入 |
間接投資のメリット
MSTR株を通じてビットコインに投資するメリットを解説します。
1. 証券口座で購入可能
- 暗号資産取引所の口座開設が不要
- 既存の証券口座で米国株として購入
- NISA口座での購入も可能(成長投資枠)
2. 保管リスクの回避
- 秘密鍵の管理が不要
- ハッキング・紛失リスクなし
- 証券会社による資産保全
3. 税制上の扱い
| 項目 | MSTR株 | BTC現物 |
|---|---|---|
| 税率 | 約20%(申告分離) | 最大55%(総合課税) |
| 損益通算 | 株式間で可能 | 暗号資産内のみ |
| 損失繰越 | 3年間可能 | 不可 |
4. レバレッジ効果
MSTRは借入でビットコインを購入しているため、BTC価格変動に対してレバレッジがかかっています。
- BTC上昇時:株価はBTC以上に上昇する傾向
- BTC下落時:株価はBTC以上に下落するリスク
投資リスク
MSTR投資には以下の重要なリスクがあります。
主要リスク
- BTC価格リスク:ビットコイン暴落時の大幅な株価下落
- 負債リスク:転換社債等の返済義務
- 希薄化リスク:継続的な株式発行による1株当たり価値の希薄化
- 本業リスク:BI事業の業績悪化可能性
- 規制リスク:暗号資産に関する規制強化
- 為替リスク:米ドル建て資産としての円換算リスク
- 集中リスク:セイラー氏への依存
NAVプレミアム/ディスカウント
MSTR株価は、保有BTCの純資産価値(NAV)に対してプレミアムまたはディスカウントで取引されます。
| 状態 | 意味 | リスク |
|---|---|---|
| NAVプレミアム | 株価 > BTC保有価値 | プレミアム縮小で株価下落 |
| NAVディスカウント | 株価 < BTC保有価値 | 理論上は割安だが解消保証なし |
MSTR株は、ビットコインの価格変動を増幅して受ける特性があります。BTC投資よりもハイリスク・ハイリターンであることを理解した上で投資判断を行ってください。
日本からの購入方法
日本からMSTR株を購入する方法を解説します。
購入可能な証券会社
| 証券会社 | 手数料 | 特徴 |
|---|---|---|
| SBI証券 | 約定代金の0.495% | 取扱銘柄数が多い |
| 楽天証券 | 約定代金の0.495% | ポイント投資対応 |
| マネックス証券 | 約定代金の0.495% | 米国株に強い |
| 松井証券 | 約定代金の0.495% | - |
購入手順
- 証券口座開設:米国株対応の口座を開設
- 外国株式取引口座の開設:追加で申込が必要な場合あり
- 円をドルに両替:または円貨決済を選択
- 銘柄検索:「MSTR」で検索
- 注文:成行または指値で注文
NISA口座での購入
- 成長投資枠:年間240万円まで投資可能
- 非課税期間:無期限
- 注意点:損益通算不可、損失繰越不可
代替投資手段
| 投資手段 | 特徴 | 日本からのアクセス |
|---|---|---|
| MSTR株 | レバレッジ効果、税制有利 | 容易 |
| BTC ETF(米国) | 純粋なBTC連動、経費率あり | 一部証券会社で可能 |
| BTC現物 | 直接保有、管理必要 | 国内取引所で容易 |
| 国内BTC ETF | - | 未承認(2026年1月時点) |
投資判断のポイント
MSTR株への投資を検討する際のポイントをまとめます。
MSTR投資が向いている人
- ビットコインの長期上昇を確信している
- 暗号資産の直接保管に抵抗がある
- 税制上のメリット(申告分離課税)を活用したい
- NISA枠でBTCエクスポージャーを得たい
- 高いボラティリティを許容できる
MSTR投資が向いていない人
- 元本保全を重視する
- ビットコインに懐疑的
- 為替リスクを取りたくない
- 安定した配当を求める
投資時のチェックリスト
- 現在のNAVプレミアム/ディスカウント率を確認
- 直近の株式発行・社債発行のニュースを確認
- ビットコイン価格のトレンドを確認
- ドル円為替レートを確認
- 投資金額は余剰資金の範囲内か確認
MSTR株は、ビットコインへの「レバレッジド・エクスポージャー」を提供する独自の投資対象です。BTC現物よりもリスクが高い一方、税制面でのメリットもあります。投資判断は慎重に行い、ポートフォリオの適切な割合(5-10%以下)に留めることをお勧めします。
株式投資は元本割れのリスクがあります。投資判断は必ずご自身の調査と判断に基づいて行ってください。
あなたにおすすめの記事
MSTR株でビットコインに間接投資:メリット・リスク・買い方解説
MicroStrategy(MSTR)株を通じたビットコイン間接投資の完全ガイド。メリット・デメリット、日本からの購入方法を解説。
メタプラネット株価急騰の背景:日本版MicroStrategyの実態と投資リスク
ビットコイン大量保有で注目のメタプラネット。MicroStrategyとの比較、株価急騰の理由、投資リスクを分析。
パランティア株2026年展望:AI防衛銘柄の成長性とリスク分析
政府・防衛向けAIプラットフォームのPalantir(PLTR)。2026年の成長見通し、株価分析、投資判断のポイントを解説。
シェブロン株(CVX)2026年投資ガイド:配当利回り・原油価格・為替の影響を徹底分析
米国エネルギー大手シェブロン(CVX)の株価分析。37年連続増配の配当貴族、原油価格との相関、日本からの投資方法を詳細解説。
関連サービス
免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や投資助言を行うものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。外国為替証拠金取引(FX)および暗号資産取引は元本割れのリスクがあります。