【2026年版】RSI(相対力指数)完全ガイド|FXテクニカル分析の正しい使い方
RSI(Relative Strength Index)の基本から実践まで解説。計算方法、読み方、ダイバージェンス、トレード戦略を網羅。
RSIとは
RSI(Relative Strength Index:相対力指数)は、J.W.ワイルダーが開発したオシレーター系テクニカル指標です。一定期間の値動きから「買われすぎ」「売られすぎ」を判断し、相場の過熱感を測定します。
FXトレーダーに最も広く使われているインジケーターの一つで、初心者からプロまで幅広く活用されています。
RSIの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | オシレーター系 |
| 範囲 | 0〜100 |
| 標準期間 | 14期間 |
| 開発者 | J.W.ワイルダー(1978年) |
RSIの計算方法
計算式
RSI = 100 - (100 / (1 + RS))
RS = 平均上昇幅 / 平均下落幅
計算手順
- 指定期間(通常14日)の終値の変化を計算
- 上昇した日の変化幅の平均を算出
- 下落した日の変化幅の平均を算出
- RS(相対力)を計算
- RSI公式に当てはめる
計算例
14日間で上昇幅合計が10円、下落幅合計が5円の場合:
- 平均上昇幅 = 10 / 14 = 0.714
- 平均下落幅 = 5 / 14 = 0.357
- RS = 0.714 / 0.357 = 2.0
- RSI = 100 - (100 / 3) = 66.67
RSIの読み方
基本的な解釈
| RSI水準 | 解釈 | トレード示唆 |
|---|---|---|
| 70以上 | 買われすぎ | 売りシグナル候補 |
| 30以下 | 売られすぎ | 買いシグナル候補 |
| 50付近 | 中立 | 方向感なし |
より厳格な基準
- RSI 80以上:強い買われすぎ
- RSI 20以下:強い売られすぎ
トレンド中の注意点
強いトレンド相場では、RSIが「買われすぎ」「売られすぎ」に張り付くことがあります。
- 上昇トレンド:RSIが70以上で推移し続ける
- 下降トレンド:RSIが30以下で推移し続ける
RSIが70を超えたからといって、すぐに売りではありません。トレンドの強さを考慮することが重要です。
RSIを使ったトレード戦略
戦略1:反転トレード(逆張り)
RSIの買われすぎ・売られすぎからの反転を狙う。
買いエントリー条件
- RSIが30以下に低下
- RSIが30を上抜け(反転確認)
- ストップは直近安値下
売りエントリー条件
- RSIが70以上に上昇
- RSIが70を下抜け(反転確認)
- ストップは直近高値上
戦略2:トレンドフォロー(順張り)
RSI50を中心線として、トレンド方向にエントリー。
- RSI 50以上:上昇トレンド→押し目買い
- RSI 50以下:下降トレンド→戻り売り
戦略3:RSIブレイクアウト
RSIにもトレンドラインを引いて、ブレイクでエントリー。
- RSIに抵抗線/支持線を描画
- ブレイクでエントリー
- 価格チャートより先行することも
ダイバージェンス分析
ダイバージェンス(乖離)は、価格とRSIが逆方向に動く現象で、トレンド転換の強いシグナルです。
強気のダイバージェンス(買いシグナル)
| 価格 | RSI | 意味 |
|---|---|---|
| 安値更新 | 安値を更新しない | 下落の勢い低下→反転上昇の可能性 |
弱気のダイバージェンス(売りシグナル)
| 価格 | RSI | 意味 |
|---|---|---|
| 高値更新 | 高値を更新しない | 上昇の勢い低下→反転下落の可能性 |
ダイバージェンス活用の注意点
- ダイバージェンスは「警告」であり、即座のエントリーシグナルではない
- 価格がブレイクするまで待つのが安全
- 強いトレンド中は何度もダイバージェンスが発生することも
期間設定とカスタマイズ
期間設定の影響
| 期間 | 特徴 | 適した用途 |
|---|---|---|
| 7期間 | 敏感、シグナル多い | 短期トレード、スキャルピング |
| 14期間(標準) | バランス良好 | デイトレード、スイング |
| 21期間 | 滑らか、シグナル少ない | スイング、ポジション |
時間足との組み合わせ
- 1時間足×RSI14:デイトレード向け
- 4時間足×RSI14:スイングトレード向け
- 日足×RSI14:ポジショントレード向け
他のインジケーターとの組み合わせ
- RSI + 移動平均線:トレンド確認
- RSI + MACD:シグナルの確認
- RSI + ボリンジャーバンド:ボラティリティ考慮
RSIの弱点
- レンジ相場に強いが、トレンド相場では機能しにくい
- 単独使用よりも他の分析と組み合わせが効果的
- ダマシ(false signal)も発生する
まとめ
RSIは最も広く使われているテクニカル指標の一つですが、正しく使うことが重要です。
RSI活用のポイント
- 70/30は参考値:即座のシグナルではない
- ダイバージェンス:トレンド転換の強い警告
- トレンド考慮:強いトレンドでは機能しにくい
- 他指標と併用:単独判断は危険
RSIを正しく理解し、他の分析と組み合わせることで、FXトレードの精度を高めましょう。
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