【2026年版】ピボットポイント完全ガイド|サポート・レジスタンスを使ったFXトレード
ピボットポイントの計算方法と活用法を解説。サポート・レジスタンスの判断、デイトレード戦略、実践的なトレード手法を網羅。
ピボットポイントとは
ピボットポイント(Pivot Point)は、前日(または前期間)の高値・安値・終値から計算される、その日のサポート・レジスタンスレベルを示すテクニカル指標です。
機関投資家やプロトレーダーが広く使用しており、「自己実現的予言」として機能することも多い実用的な指標です。
ピボットポイントの特徴
- 客観的:計算式で自動算出、主観が入らない
- 先行指標:当日の開始前にレベルが決まる
- 広く使われている:多くのトレーダーが注目
- デイトレード向き:日単位の計算が基本
計算方法
基本(スタンダード)ピボット
ピボットポイント(PP)= (高値 + 安値 + 終値) / 3
サポート・レジスタンスレベル
| レベル | 計算式 |
|---|---|
| R3(レジスタンス3) | PP + 2 × (高値 - 安値) |
| R2(レジスタンス2) | PP + (高値 - 安値) |
| R1(レジスタンス1) | 2 × PP - 安値 |
| PP(ピボット) | (高値 + 安値 + 終値) / 3 |
| S1(サポート1) | 2 × PP - 高値 |
| S2(サポート2) | PP - (高値 - 安値) |
| S3(サポート3) | PP - 2 × (高値 - 安値) |
計算例
前日の値:高値=150.50、安値=149.50、終値=150.00
- PP = (150.50 + 149.50 + 150.00) / 3 = 150.00
- R1 = 2 × 150.00 - 149.50 = 150.50
- S1 = 2 × 150.00 - 150.50 = 149.50
- R2 = 150.00 + (150.50 - 149.50) = 151.00
- S2 = 150.00 - (150.50 - 149.50) = 149.00
ピボットの種類
1. スタンダードピボット
最も広く使われている基本的な計算方法。上記の計算式を使用。
2. フィボナッチピボット
フィボナッチ比率を使用してレベルを計算。
- R1 = PP + 0.382 × (高値 - 安値)
- R2 = PP + 0.618 × (高値 - 安値)
- R3 = PP + 1.000 × (高値 - 安値)
3. カマリラピボット
より狭いレンジを想定した計算方法。スキャルピング向け。
4. ウッディーズピボット
終値に重みを置いた計算方法。
- PP = (高値 + 安値 + 2 × 終値) / 4
ピボットの読み方
基本的な解釈
| 価格位置 | 解釈 | トレード方針 |
|---|---|---|
| PP以上 | 強気(ブリッシュ) | 買い目線 |
| PP以下 | 弱気(ベアリッシュ) | 売り目線 |
サポート・レジスタンスとしての機能
- R1、R2、R3:上昇時の抵抗帯(利確目標/売りポイント)
- S1、S2、S3:下落時の支持帯(利確目標/買いポイント)
レベルの強さ
- PP:最も注目されるレベル
- R1/S1:よく機能する
- R2/S2:強いトレンド時に到達
- R3/S3:極端な動き、めったに到達しない
トレード戦略
戦略1:ピボット反転トレード
ピボットレベルでの反転を狙う逆張り戦略。
買いエントリー
- 価格がS1またはS2に接近
- 反転の兆候を確認(ローソク足パターン等)
- 買いエントリー
- ストップはS2またはS3の下
- 利確はPPまたはR1
売りエントリー
- 価格がR1またはR2に接近
- 反転の兆候を確認
- 売りエントリー
- ストップはR2またはR3の上
- 利確はPPまたはS1
戦略2:ピボットブレイクアウト
ピボットレベルのブレイクでトレンドに乗る順張り戦略。
- PPを上抜け→買いシグナル、目標R1、R2
- PPを下抜け→売りシグナル、目標S1、S2
- ダマシを避けるため、ブレイク後の戻りを待つ
戦略3:オープニングレンジ
寄り付きの位置とピボットの関係でその日の方向を判断。
| 寄り付き位置 | 解釈 | 戦略 |
|---|---|---|
| PP以上でオープン | 強気ギャップ | 押し目買い |
| PP以下でオープン | 弱気ギャップ | 戻り売り |
| R1以上でオープン | 非常に強気 | R2狙いの買い |
| S1以下でオープン | 非常に弱気 | S2狙いの売り |
実践的な活用法
時間足との組み合わせ
- 日足ピボット:デイトレードの基本
- 週足ピボット:スイングトレード向け
- 月足ピボット:大局的なレベル確認
他のインジケーターとの併用
- RSI:ピボット到達時の過熱感を確認
- ローソク足パターン:反転シグナルの確認
- 移動平均線:トレンド方向の確認
FX特有の注意点
- 24時間市場のため、「前日」の定義が重要
- 一般的にはNY終値(日本時間7時/6時)を基準
- 取引ツールの設定を確認すること
ピボットポイントは多くのトレーダーが見ているため、「自己実現的」に機能しやすい特徴があります。
まとめ
ピボットポイントは、客観的で実用的なサポート・レジスタンス指標です。
活用のポイント
- デイトレード向け:日単位の計算が基本
- PP位置:その日の方向性を判断
- 反転とブレイク:両方の戦略が可能
- 他の分析と併用:単独判断は避ける
多くのプロトレーダーが使用する指標として、トレードの参考に取り入れてみてください。
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